天秤座満月―しなやかな自分軸で生き方を変容させるー

4月8日天秤座満月を迎えます。

今回はスーパームーン、いつもより明るい月が見えるでしょうか?

満月は物事を増幅する作用があるので、潜在的に抱えていた問題も表面化することがあるようです。

うまくいっていることは更に前進していく。このまま進んでいくことに自信が持てないのだとしたら、ここでバランスをとったり、再検討する時期でもあります。


今回の月は4ハウス、天秤座に位置し、家庭や精神的土台を示すICと一致しています。

今時期は世界中が新型コロナウイルスの問題で皆今までと違う暮らし方を迫られています。心配や不安要素もたくさんあり、様々な感情や行動が揺さぶられやすい時期だと思います。


月は家庭や自分の内面の心安らぐ場所を表す4ハウスにいます。自分が「何を怖がっているのか」という恐怖心や「なぜそうしたい、そうありたい」と思うのかという自分の動機を

理解して自分の原点や基盤の土台を固める場所です。

何となく過ごしてきた毎日ですが、自分にとっての恐怖や希望の根っこは何だろう?

もしかしたら何となく感じているものが全く違うことに気づいたり、新たな発見があるかもしれません。

天秤座は他者に合わせて右往左往するのではなくて、真ん中の軸である自分軸をしなやかに保つことを教えてくれています。

社会が不安に包まれているこの時期、もし、理由のない不安や恐怖感に飲まれてしまったり、自分が何をしたらよいのか、どうしたいのか分からない、といった状況になってしまっているならば、この満月のエネルギーをうまく使えていない、ということかもしれません。

自分の中のバランスが崩れやすい状況にいるのかな、と振り返ってみてください。


今回は満月なので太陽と月はちょうど対角に位置しています。

この対角の位置関係の緊張を和らげてくれるのが6ハウス山羊座にいる木星と冥王星です。

今回のウイルス問題に関連づけて考えても良いのかもしれませんが、自分だけが良ければよい、という生き方をやめ、他者と協力しながら、今どんな状況であっても人生を肯定して信じ、逆境の中でも希望の光を見出すことを教えてくれています。


今までと同じ感覚、同じペースで暮らせなくなった今、破壊と再生のプロセスを経て、自分の本音と向き合うことで自分の人生観と視野を深める経験をしていると思いませんか。

もし、今まで望まない惰性で過ごしてきたことがあるならば、そこから抜け出さざるを得ない強力な変化を起こせるときでもあると思います。

生き方の変容を促されている、満月がそのことを示してくれているようです。


もう一つ、心の喜びを示す金星と恐れを示すカイロンと共に火星と土星がそれぞれ手を繋いでいます。

情報の多さに飲まれたり、相手の意見を鵜呑みにしたり、心地よさを感じない人間関係を続けたり、、、。そんな自分が望んでいないものを手放すことを促す星たちの配置になっています。

これは心の中のどこにも属せない、理解されない、というような恐れを超えて自分の内なる喜びや心地よさに目を向けること。自分の人生観を創る、自分なりの判断力や思考能力を養うことが促されていて、人とのコミュニケーションや自分の情報収集能力と知的好奇心を使って自分で考えることで誰かの受け売りでない人生観を養うことができた時、より良い未来や社会に向けて行動できるし、貢献できる、ということ。

私たち一人ひとりが自分の理念を見つけて動くことで世の中がより良く変わる、そんなことを実感できるチャンスが来ているように感じます。


皆さま、ご家族、大切な人、それぞれが一緒に、心の調和、穏やかさを保ちながら困難を乗り越えていけますように。

日々の暮らしを大切にしていきましょう。

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わたなべめぐみ